~松園を、継続して住み続けられ、若い世代を呼び込む住宅団地に再生しよう~
(持続可能なまちづくりを目指して)
全国で高度成長期を中心に開発された約3000カ所に及ぶ住宅団地で住民の高齢化等が進行しており、生活利便や地域コミュニティの活力の低下、空き家・空き地の発生等の課題が顕在化しています。
私たちの松園団地(旧称「松園ニュータウン」「サンタウン松園」及び「グリーンハイツ小鳥沢」の区域)でも、平成15年9月の住民基本台帳で1万8千人を超えていた人口が平成30年には約1万5千人まで減少し、12.3%だった高齢化率が35.0%に達し、14歳以下の人口が3,112人から1,463人と大幅に減少して小中学校の統廃合問題が発生し、多くの空き家も見られるようになっています。
これらの住宅団地については、業務・交流の場などの多様な機能を導入することにより就業機会の創出やコミュニティのつながりの維持を図るとともに、高齢者が安心して住み続けられるよう、地域包括ケアシステムの構築と併せて、医療・福祉施設や生活利便施設、地域交通機能の充実を図り、「職・住・育・介」が充実した「多世代共生のまち」に再生することが有効と考えられます。
このため、国は昨年12月6日に「地域再生法」の一部を改正し、「地域住宅団地再生事業」を創設して本年1月5日に施行するとともに、このような住宅団地に関する課題について国の支援も受けて取組みを進めていこうとする市町村に対して内閣府や国土交通省等の関係府省庁が総合的な伴走型支援(ハンズオン支援)を行うため、2月10日に支援を希望する市町村の募集を開始しました。
これらの動向を踏まえ、松園団地とその近隣の住宅地を含む松園地区においても地域住宅団地再生事業と国の支援策等を研究し、その導入を推進するため、このたび、「MATSUZONO Reborn プロジェクト研究会」を発足させることといたしました。
つきましては、本研究会発足の趣旨をご理解いただき、ご賛同とご参加くださいますよう、心からお願い申し上げます。